バルジ領域って聞いたことはありますか?
バルジ領域は2001年頃に薄毛治療の研究から発見された幹細胞の一種です。
このバルジ領域からの発毛因子(色素幹細胞、毛包幹細胞)が、毛乳頭に「毛を生やせ!」と指令を出しているから毛が生成されるのです。
これまでは、毛が生えるのは、毛乳頭や毛母細胞が関わっていることは分かっていたのですが、バルジ領域も深く関わっていることが新たに分かったのです。

これによって、育毛剤ではバルジ領域を活性化する成分を含んだものが多く出てきています。
また、脱毛業界では、新理論として、このバルジ領域を壊して、毛母細胞が生成されないようにする脱毛法が人気となっております。
これまでの脱毛法は毛穴の奥にある毛乳頭にダメージを与えるもので、多少の痛みは覚悟しなければいけませんでした。また、成長期の黒い毛(メラニン色素)のみに反応させるので毛周期に合わせたお手入れしか出来ませんでした。
この新理論のバルジ領域は毛乳頭より皮膚の表面に近いところにあるため、これまでのように強い脱毛照射エネルギーは必要なく、弱い照射エネルギーを連続で当てながら、熱を蓄えて脱毛をするので、痛みもほとんどありません。
この脱毛方式は「蓄熱式脱毛」と呼ばれています。
- 蓄熱式脱毛のメリット
- うぶ毛・金髪・日焼け肌の方でもOK
- 痛みはほとんど無く、温かさを感じる程度
- 毛周期に関係なく2週間から1か月のペースでお手入れ可能
- 予約が取りやすくなる
- キッズ脱毛も可能
- やけど・ヒリヒリ感・かゆみ・肌荒れがほとんどない
- 蓄熱式脱毛のデメリット
- 効果の実感が遅い
- 比較的新しい技術なので実績が浅い